新旧の顔が交差する清澄白河の魅力

清澄白河は、門前町として賑わう深川（東京都江東区）近くに位置し、清澄庭園や都立木場公園など自然が豊かな公園や3月末にリニューアル・オープンしたばかりの「東京都現代美術館」もあり、幅広い世代の人々が訪れる人気スポットです。

2015年にサンフランシスコ発の「ブルーボトルコーヒー」の日本1号店の進出により、ロースタリーカフェなど個性的なカフェが増えてきました。

取材に向かうにあたり、事前の下調べなしに清澄白河の散策をはじめました。

当日は、天候も良く仙台掘川沿いも満開の桜が連ね、芭蕉俳句の散歩道にも多くの人々が行き交っていました。

散策を開始して、まず目に付いたのが、古いアパート兼倉庫をリノベーションをしたレトロな建物。1階はこの建物のオーナーでもある「fukadaso CAFE」。隣には理化学製品の販売を行う「リカシツ」という個性的でオシャレなショップがあります。

2階にあがると元アパートの部屋をリノベーションした個室に、ショップやギャラリーが入居しています。ここの廊下がなんとも言えないノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

1Fのfukadaso CAFE

清澄白河は、路地裏に魅力的なお店が点在しています。今回の散策で見つけたお店をいくつか紹介します。

やきいもファンには必見のお店、さつまいも専門店「oimo lab.」。茨城県鉾田市の生産者・國井さんが手塩にかけて育てた、シルクスイートというさつまいもを焼き芋にして販売。シルクスイートは、とてもしっとりしていて上品な甘みが特徴。やきいも以外にも、やきいもプリンやクリームチーズアイスを乗せたやきいもなど、バリエーションも豊富にあります。どれも頬張ると思わず笑顔がもれる逸品ばかり。いままで食べたことのないやきいもを体感できるお店です。

濃厚なチーズクリームアイスと、しっとりしたプレミアムシルクスイートのやきいもが絶妙に絡み合う逸品

少し場所を移動して、別の路地裏で発見したお店は、新潟県佐渡島の野菜や果物でつくる保存食の専門店「HOZON」。10種類以上の自家製ジャムや国内外の希少な缶詰が所狭しと並んでいます。その他にオススメなのが、自家製サンドイッチ。店主自らリノベーションした落ち着いた空間の2階席でゆっくりとした時間を過ごしながら食べることもできます。

元女流棋士のオーナーが営む「どうぶつしょうぎcaféいっぷく」は、将棋やボードゲームを楽しむことができます。

その他にもまだまだ、個性豊かなお店が点在していました。

新しいユニークなお店に話題が集まりがちですが、地域に欠かせない老舗のお店も健在です。

昭和41年創業の「玉うどん荒川食品」は、うどん、そば、らーめんなど手づくりの麺を製造販売するお店。どれも防腐剤などを使用せず、1日に販売する量だけを作っているそうです。大晦日は、ここのそばを食べないと年を越せないと言うファンも多いとのこと。

創業は、前の東京オリンピック（昭和39年）という「大久保クリーニング」は、ご主人が一つひとつ丁寧に洗濯とアイロン掛けを行う。大切な洋服は、他には出せないと言う常連客が多いそうです。アイロンのかけかたも教えてくれる良心的なクリーニング店です。

両店ともにご主人が製造やクリーニングを行い、奥様が店を切り盛りする家族経営のアットホームなお店。
地域に欠かせない、老舗が多く今でも健在なのも下町の魅力のひとつです。

今回は、清澄白河近辺の銭湯を3件ご紹介します。

– 東京都現代美術館 –
東京都現代美術館 HP

– ブルーボトルコーヒー清澄白河ロースタリー＆カフェ –
ブルーボトルコーヒー HP

– fukadaso –
fukadaso HP

– oimo lab. –
oimo lab. HP

– HOZON –
HOZON HP

– どうぶつしょうぎcaféいっぷく –
どうぶつしょうぎcaféいっぷく HP

– 玉うどん荒川食品 –
住所：東京都江東区白河2-3-6
営業時間：7:00～19:00
定休日：日曜・祝日

– 大久保クリーニング –
住所：東京都江東区三好3-10-5
営業時間：8:00～19:30
定休日：日曜・祝日

– 辰巳湯 –
住所：東京都江東区三好1-2-3
営業時間：火～金曜15:00～24:00／土・日曜13:00～24:00
定休日：月曜

– 常盤湯 –
住所：東京都江東区常盤2-3-8
営業時間：15:30～23:00
定休日：木曜

– 森下　竹の湯 –
住所：東京都江東区森下4-9-8
営業時間：15:30～23:30
定休日：土曜