交流を楽しみながら走る「フロ ♨︎マラソン」2年ぶりの再スタート!
ランニングの後に大きなお風呂でスッキリと汗を流したい、というランナーの思いに応えてくれる「ランナーズ銭湯」は、ランニング前に銭湯の脱衣所のロッカーに荷物を預け、着替えもできるので会社の出勤前や帰りにも利用できると評判で、公衆浴場でも利用できるところが増えています。
クボケン(久保健太郎)さんが主催する「フロ ♨︎マラソン」も、墨田区の「ランナーズ銭湯」を利用して、仲間を集い周期的にマラソンを開催しています。
今回は、クボケンさんに「フロ ♨︎マラソン」を作った経緯や楽しみ方のお話をお伺いしました。
--コロナ禍の影響もあり、今年の1月8日に行われた「フロ ♨︎マラソン」は2年ぶりの再開になりますね。久保さんがフロマラソンを始めたきっかけを教えていただけますか。
クボケン:番台がバースタイルで、DJも楽しめると人気のある錦糸町の「黄金湯」がまだ改装前の昔のスタイルの下町の銭湯だった時に一時期働いていたことがあるんです。
私の趣味がランニングということもあり、店主の提案によりランニングイベントを行おうということがきっかけで始まりました。
「フロ ♨︎マラソン」という名前もその時の話し合いで僕が思いつきで言ったことがそのまま採用されました。
--第一回目の「フロ ♨︎マラソン」では何人くらいの方が参加されましたか。
クボケン:7名の方に参加いただきました。初めての開催ということもあり試行錯誤をしながらスタートしました。2回目を開催する時も不安がありましたが、20名を超える参加者の申し込みがありビックリしました(笑)。
--「フロ ♨︎マラソン」の特徴や魅力を教えてください。
クボケン:なんと言っても銭湯を貸切りで楽しめることです。そのほかにもランニング好きの方だけでなく銭湯目当の方なども参加して、様々な方と交流できることだと思います。お互い汗をかき、裸の付き合いとなるので一気に親しくなれますね(笑)。
ランニング初心者でも走りやすいペースでコミュニティを取りながら走ります。幅広い方々に参加してもらえるように心がけています。
--今までどのようなコースを回りましたか。
クボケン:両国方面の吉良邸や勝海舟の生誕の地を回り歴史散策をしたり、浅草寺を駆け抜けたり、スカイツリーの夜景を楽しんだり、基本隅田川を中心に走り、墨田区や浅草の観光や史跡なども楽しんでいます。途中で地元の銘菓を買ったりすることもあります。
--2年ぶりに再開した感想を教えてください。
クボケン:やはり、リアルに人と会って走ったり話したりするのは楽しかったです。
はやく以前のようなかたちでのびのびと開催できる日が待ち遠しいですね。
--参加者の感想や反響はいかがでしたか。
クボケン:2年ぶりの開催にも関わらず、常連の方々がずっと待っていてくれて参加してもらえたのはうれしかったです。参加された皆さんも「やっぱり会って話すのは楽しいね」という声が多かったですね。
--今後の計画や目標を教えてください。
クボケン:コロナ禍で状況を見極めながらですが、今後も定期的に開催して、コミュニティの輪を広げていければと思います。また、今お世話になっている銭湯以外でも一緒に開催できたらいいなとも思ってます。
クボケン(久保健太郎)
東京都あきる野市在住。
2018年~2020年の間 錦糸町黄金湯に勤務。
現在はうつ病などの気分障害の方の復職支援(リワーク)、野外教育のファシリテーター、あきる野市を中心にガイドの仕事などパラレルキャリアで活動。