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銭湯の掃除って何をするの!?実際にアルバイト体験してみた!

銭湯の掃除って何をするの!?実際にアルバイト体験してみた!

ヒヅメ

初めまして、セントーライターのヒヅメです。自身の体験を漫画化するのが趣味のサラリーマンです。

僕は、都内で最も銭湯の多い地域である大田区の出身。銭湯で産湯を浸かったと言っても過言ではないのです。しかし、そんな僕でも所詮はお客。銭湯がどうやって掃除をしているのかも知らないのです。銭湯好きならぜひ知りたいですよね!?

ということで今回は僕が実際にアルバイト体験をしてきて、銭湯の掃除は何をしているのかレポートします!

今回お邪魔するのは押上の大黒湯!

スカイツリー

バン!

大黒湯看板

ババン!

大黒湯全景

ズババァァァァァァァン!!

はいもう見た目からして最強……というわけで、東京スカイツリーのすぐそばにある銭湯「大黒湯」にお邪魔してきました!

■ 大黒湯

〒130-0003 東京都墨田区横川3-12-14
平日:15:00~翌10:00
土曜:14:00~翌10:00
日祝:13:00~翌10:00
定休日:火曜日(火曜が祝日の場合は営業、翌日水曜がお休み)
大黒湯 HP

気になる開店前の大黒湯の中を見てみよう

まずは室内から

ロビー

ここがロビー。安心感を与えてくれる「THE 銭湯」という感じの造り。

番台からの眺め

番台は更衣室から張り出しているタイプ。貴重な番台からの写真!

更衣室

脱衣室もしっかり清潔!

 

浴室は贅沢な機能がたっぷり

炭酸風呂

日替わりで入れ替わる浴室。こちら側には炭酸風呂や

デッキスペース

スカイツリーをのぞくことが出来るデッキスペースもある。

露天風呂

反対側の浴室には超高級な温泉の素「LeFURO」を使った露天風呂もあるぞ。男女の浴室は日替わりなので、大黒湯のホームページ でチェックしよう。

 

いよいよ銭湯の掃除開始!

僕は浴室掃除のお手伝い

今井さん

今回、掃除の指南をしていただく今井さん

現在土曜日の朝10時。土曜日の営業時間は、昼14時から翌朝10時までなので、閉店と同時に開店準備が始まるのだ。

ヒヅメ:開店までの4時間でお風呂を掃除すればいいんですね

今井:その通りです!

ヒヅメ:とは言え風呂掃除ですしね。4時間もあれば楽勝でしょ。

今井:ハッハッハッ!じゃあ早速始めましょうか。

ヒヅメ:お願いします!次の写真からは僕もリアルな体になってレポートします!

今井:(誰に向かって話しているんだろう……)

掃除前の浴室

ついに銭湯の掃除開始だ!まずは浴室で使う桶と椅子を一気に洗います。

桶洗い

今井さんの手がめちゃくちゃ早くて呆然とするリアルな体の僕。水いっぱいの桶は重くて見た目以上の労働力!

全部の桶

今井:じゃあ、この桶も全部お願いします。

ヒヅメ:ひえぇー。

今井:椅子も同じ数だけあるので、よろしくお願いします(笑)

ヒヅメ:鬼……。

ちなみに桶と椅子洗い終了の時点で汗と水しぶきでびしょ濡れ。

今井:ヒヅメさん!!

ポリッシャー

ドン。

今井:次はこれです。

ヒヅメ:あ!これは楽しそう!やりたいやりたい!

今井:これめっちゃ暴走しますんで、気を付けてくださいね。

ヒヅメ:もったいぶりますねー。今井さんが隣の浴室で楽しそうに使っていたのを見てましたよ。僕にもやらせて…

ポリッシャーをかけるヒヅメ動画

あああああああああああああああああああああ!!

ヒヅメ:ナニコレ!!全然マッスグ進マナイヨ!!

今井:片言になってる(笑)

ポリッシャーをかける今井さん

この機械、床を磨くポリッシャーという道具らしいんだけど、とにかく暴れ馬!今井さんがスイスイかけてるのが信じられない。

ポリッシャーで破壊された壁

ヒヅメ:こいつの暴れ馬具合は、昔ぶつかって割れたタイルを見れば一目瞭然ですな。

今井:そんな所撮らなくていいですよ!(笑)

壁を磨く今井さん

次に壁掃除。柄の長いクイックルワイパーみたいな物で壁の上から下までゴシゴシ。

今井:しっかり上まで磨きます。

ヒヅメ:腕へのダメージが半端ない……。

鏡を磨く今井さん

壁掃除の後は水滴で汚れやすい鏡の掃除。鏡がきれいになると清潔感かなり上がるよね!

ここまで来たら、泡を一気に流します。

バケツで水をまく今井さん

見よ!このキレイなバケツ使い!

ヒヅメ:……と、見ている分にはキレイです。

今井:(……体験しに来たんじゃなかったっけ?)

浴槽を磨くスタッフさん

ちなみに短い時間で隅々まで掃除するため、浴槽は浴槽担当の人が男湯と女湯の両方を掃除していた。かなり高速でタイルを磨いていてハードそう!

今井:とりあえず僕らの担当範囲は終わりです!

ヒヅメ:家の風呂掃除一年分やった気分……。

掃除後の浴室

これが掃除後の写真。浴室が気持ち明るくなってない?

 

他の掃除も見てみよう

掃除するヴィクターさん

場所が変わって露天風呂。こちらはナイジェリア出身のヴィクターさんが露天風呂を担当していた。

ロッカーを磨くスタッフさん

僕らが浴室を掃除している間、ロッカーや脱衣室の床を磨いているスタッフさんも。

 

ついでに銭湯の裏側ものぞいてみよう

バックヤードに入るヒヅメ

お客さんでは決して入れない銭湯の裏側へ!

バックヤードからの眺め

どや!両側の浴室を同時に見るレアなカット!広々として開放的ー。

洗濯物

使った掃除道具はお湯を貯めるタンクの近くに干しておくそうです。省エネー。

ヒヅメ:……いやぁ、それにしてもこのバックヤード……

配電盤

ヒヅメ:エンジニアとしては最高の眺めですなー!

今井:そうなんですか?全然分からないけど、それなら…

床を開ける今井さん

スッ

床下配管

パカッ

今井:こういうのは?

ヒヅメ:うーん最高。若干配管が下り勾配になっていることから、落水を利用した……(以下略)

※失礼しました。普段ヒヅメは発電所の設計とかをしているのです。

今井:あ、じゃあここはどうですか?

ボイラー

今井:ボイラーです。

ヒヅメ:美しい! これは先ほどの貯水タンクの下に配置することで……(以下略)

文字数の関係でカットしましたが、銭湯のシステムって発電所と結構似ているんですよね。ボイラーで作ったお湯でお風呂に使うか、蒸気でタービンを回すかの違いだなと感じました。

 

銭湯の仕事について聞いてみよう!

まずは今日一日お世話になった今井さん!

今井さんとの対談

ヒヅメ:今日はありがとうございます。どうしてこの仕事を選んだんですか?

今井:初めは清掃だけやっていたんですよ。昼の時間だけなので他の仕事と掛け持ちしやすくて。

ヒヅメ:確かに! 昼間でサクッと終わりますもんね。この仕事で得だったことはありました?

今井:初めて会った人に興味を持ってもらいやすいですね。

ヒヅメ:ああ!「仕事何してるの?」って聞かれて。

今井:なぜか水商売の人と間違われやすいんですけど(笑)

ヒヅメ:実際はお湯商売ですね! ププーッ!

今井:(この豚は何を言っているんだろう……)

 

次はナイジェリア出身のヴィクターさん!

ヴィクターさん

ヒヅメ:初めてお会いした時びっくりしました! やっぱり銭湯が好きで始められたんですか?

ヴィクター:んーん、全然。

ヒヅメ:えっ。

ヴィクター:朝の仕事と夜の仕事の間で働けるから始めた。

ヒヅメ:実際のところ、そこが一番のメリットなのかも……。

 

大黒湯オーナー新保さんに現在と未来の銭湯について聞いてみよう!

新保さんとの対談

こちらが大黒湯オーナーの新保さん。元々はサラリーマンをしたり自分の会社を起業したりしてた所、先代から銭湯の経営を引き継いだという。

ヒヅメ:いやー! 本当に良い銭湯ですね!

新保:いやいや! 引継いだ時は典型的な廃れた銭湯でしたけどね!

ヒヅメ:今じゃこの大盛況。客層も変わったんじゃないですか?

新保:オリンピックもあってか、外国のお客さんが増えましたね。

ヒヅメ:外国のお客さんは銭湯の入り方を知っているんですか?

新保:事前に調べてくるみたいです。Youtubeを見れば入り方のハウツー動画がたくさんありますよ。

ヒヅメ:それは初耳! 事前調査までする程のコアな旅行客なんですね。

新保:浅草や京都等を巡ったお客さんが、もっとローカルな日本の文化を求めて銭湯に来るのかもしれません。

ヒヅメ:そうなると迎える銭湯側も変わってくるんじゃないですか?

新保さん

新保:というより私たちのような経営者たちで変えてしまったところもあります(笑)変化し続けていきませんと、私たちの次の世代には引き継げられませんしね。

ヒヅメ:その努力のおかげか、今は銭湯が再注目されていますよね!

新保:まだまだ道半ばです。今新しく錦糸町の「黄金湯」の経営もやり始めたんですけど、これがまた中途半端に古い銭湯でして(笑)

ヒヅメ:そちらも大黒湯のようにリニューアルしていくのですか?

新保:大黒湯とはまた違う形で作り変えていきたいと現在計画中です!

ヒヅメ:ますます楽しみですね! 今日は本当にありがとうございました!

 

というわけで、開店準備体験終了!

ヒヅメ:最後にもう1つだけワガママを聞いて欲しいんですけど…

新保:……?

新保:……ああ!! 分かりました分かりました! どうぞどうぞ。

……5分後……

ヒヅメ足

ガラッ

シャワー浴びるヒヅメ

シャワワーーー

風呂に入るヒヅメ

クワァァーーー!!!!!

ヒヅメ:これよこれ! やっぱり銭湯のバイトといえばこれが最大のメリットに決まってるでしょー!

大黒湯の壁画

ヒヅメ:銭湯、最っ高ーーー!!!!!

この記事を書いたセントーライター
ヒヅメ

ヒヅメ

漫画を描くことと銭湯が趣味のサラリーマン。
猫アレルギーなのに猫になつかれます。

コメント

  1.  お名前 : ひでさん  

    面白い記事でした。がんばってください!

  2.  お名前 : ひろるれろさん  

    丁寧な記事で面白かったです。ありがとうございます。

  3.  お名前 : iwasarobotさん  

    面白かったです!ボイラーや配管うんちくも読んでみたかったです。笑

  4.  お名前 : Kore-sanさん  

    Good job♪
    銭湯行きたくなった!

  5.  お名前 : ドレビンさん  

    自分もヨッピーさんの書籍を読んで、まずは好きなゲームとサウナをアウトプットしようとTwitterを見ていたら、このブログを見つけました。
    凄く分かりやすくて、面白かったです!

  6.  お名前 : kazuさん  

    面白かったです!銭湯好きが伝わる記事でした!

  7.  お名前 : Doryさん  

    お風呂入りたくなった~‼️
    家風呂とは違って、肩までどっぷり浸かって手も足も伸ばせる銭湯ってやっぱり魅力的だね♪
    次も楽しみにしてます!

  8.  お名前 : ナナさん  

    拝見させていただきました。
    わたしの実家は江戸川区で銭湯を経営しています。
    会社帰りに週3回お手伝いに行っています。
    ポリッシャー…難しいですよね。(^_^;)
    うちはポリッシャーも使いますが、ふんぬ機
    とデッキブラシが大活躍です。

    銭湯は楽な仕事に思われがちですが
    このように載せていただくと嬉しい限りです。

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